CDレビュー その14
イドへ至る森へ至るイド Sound Horizon
Marchenのプロローグとしてのシングルで3曲しか入ってないんですけど密度が濃い。
買った当初はサンホラのことをよく知らず良さもあまり分からなかったんですが、最近Marchenの応援上映に行ってきました…そこで自分でもびっくりするぐらい感動してしまい、帰ってからこのシングルを改めて聞いてみると応援上映を思い出したりして…もう今では宝物のような存在です。未だに週に5.6回は聴いてます。
全曲いいんですけど、特に一曲目のギターソロ、そして何より二曲目のラストサビ!!がたまらなく好きです。カラオケで何回歌ったことか。「狭い鳥籠の中 翼をなくしたこの世界で 地に落ちるその時まで 月光のように羽ばたいて見せよう」
マジでRevoは天才だと思いました。Revoと、あと田中ロミオと澁澤龍彦はボクの数少ない心から尊敬する人物です。
Mëkanïk Dëstruktïẁ Kömmandöh Magma
フランスのプログレバンドMagmaの代表作ですね。邦題「呪われし地球人たちへ」
何よりも注目してしまうのはクリスチャンヴァンデの圧倒的存在感のボーカルです。凄まじすぎる。歌ってるのか叫んでるのか咽び泣いてるのか発狂してるのか分からないけれど、とにかく圧倒されてこのアルバムに入り込んでしまう。ゴアグラインドのようなグギャーウゴゴゴゴみたいな感じではない(それも嫌いじゃないですけど)。もっと高尚な、邦題にもあるように地球以外からのメッセージのようなある種宗教的なものを感じざるを得ません。
さっきから抽象的なことしか書いてませんけど、このアルバムを文章で紹介しようとする試み自体が不可能。聴けば分かる。聴けば、好みは別としてこのボーカルの持つ圧倒的な力を感じられるはずです。マジですげぇよ。
サンホラ、今度はNeinの応援上映が始まるようですけどNeinは全ての地平線(物語)を把握してないと楽しめないようです。うぅ辛い。
そういやMAGMA来日するらしいですね。行けるのなら絶対行きますけど、まず現体制を知らない。あとライブに行くとしても相当キツめのファンばっかだろうな怖いよ。いきなり「ハマタイ!」とか言い出してコバイア語で会話し始めたらどうしよう。全然分からないから生贄にされたらどうしよう。変な心配と思うかもしれないけどさっき紹介したアルバム聞いてみなよ。冗談に聴こえなくもないよ。