CDレビュー その20

The DoorsThe Doors

f:id:mandam6:20201029092645j:image

暗いけれど陰鬱と言うわけではなくて、自虐的なものでもなくて…端的に言うならサイケデリックかな。60年代70年代の雰囲気ってこんな感じなんでしょうね。浮遊感があるとも言い難くて、大凡キャッチーではあるけどキャッチーさが売りとは断じて思わないし…

何度も聴いているアルバムなのにいざ語ろうとすると名状する言葉が出てこない。

だから…これはドラッグと一緒ですね。このアルバムには聴いた人間にしか分からないものを持ってます。

取り敢えずThe Doorsを知らない方はLight My Fireでも聴いてみて下さい。紹介しようと思うほど手に余る要素がどんどん出てくる。

 

Cynic / Traced In Air

f:id:mandam6:20201031115342j:image

1stは合わなかったんですが、この2ndは恐ろしく合う。所謂プログレッシヴデスメタルですが、テクニカルでありつつそれに終始せず飽きさせない上に、キャッチーかつバンド特有の宇宙的な感性を織り混ぜている。しかしながら程良い難解さは残されている。メジャーな層にも膾炙されて然るべき大名盤。

エフェクターをかけたヴォーカル裏でデス声が疾走してるの気持ち良すぎでしょ。

仮にこれがプログレッシヴデスメタルの走りなら完成度高すぎませんかね。

メタラーとか関係なく絶対買うべき。絶対。

 

 

 

皆様のおかげでCDレビューも20回を超えました。もっと細かく書けだの内容が薄いだの声を多く頂いておりませんが、そういう批判が来るであろうようなものを書いている自覚はあります。でもまぁこういうライトなのもいくね?ダメかな。

個人的に狙ってる層は色々な音楽に興味があるオタクの人達です。なので…好きなものを押し付けるというより、気になっていたアルバムを聴くきっかけになれば良いかなと、つまるところ背中を押す存在になれればなと思ってます。

例えば今回なら「ドアーズって何だ?」という層ではなく、「ドアーズまだ手つけてないな」「ドアーズはファーストを昔に聴いたけどあんまり印象になかったな」みたいな層を興奮させられたらなと。

 

いや…こんなこと言ってたらいつまでもアクセス数伸びないか…( ◠‿◠ )

 

少し方式を変えたり映画や本についても書けたら良いなと思いますが、根本的に前述のような心持ちでこれからも書いていこうと思います。よろしくお願いします。