Twitterバトルに勝つ‼️

Twitterは文字通りゴミの溜まり場だった…フォロワー数といいねとリツイートというあまりにも虚しい象徴に後押しされた自分の“あるべき姿”のために、承認欲求だけで生きていくことを決めてしまったバカどもが日々スクショと引用リプライでバトルをしているこのTwitter

そこには学者様と底辺チンカスオタクの違いも何もない、あるのはただ囲われるものが強いという税込110円で買えるような真理…もはや正しさなどは数の暴力でなんとかなる、重要なのは対立意見を如何に貶めるか。正しさというものは対立意見にぶつけて己の主張を生かす為にある!とにかく“間違っていること”に関してひたすら揚げ足を取れ!そしてスクリーンショットスクリーンショット!はい沢山撮ったなら一言添えてどうぞ!「こんなこと言われたんだけど流石に酷くて笑っちゃった」はい、ありがとうございました、次のターゲットを探しましょう!

あらん限りの批判を皮肉をもって言いまくる。たまにスクショを添えて、同意してくれる意見をリツイートしてサブリミナル効果も狙わなきゃね。何か言われたら?「何か間違ったこと言ってますか?」そうだ、何も間違ってない、倫理的にも道徳的にも理論的にもな〜んも間違ってない、流石です。間違っているものに対してしっかり意見を言う、これのどこが悪いんですか?はい、仰る通り。そこまで言うなら法律とか学んだら?法律に照らし合わせてもあっちが間違ってるからね。いやいや滅相もない。もう十分です、ありがとうございました。

大学の卒業式の帰りに「ホワット・ア・ワンダプリ・ワールド‼︎」を聴いて泣きそうになってしまった話

大学の卒業式の帰りに「ホワット・ア・ワンダプリ・ワールド‼︎」を聴いて泣きそうになった。この曲が良い曲なのは明白ではあるけれど、そんなことを言いたいんじゃなくて、これで泣いたということの自覚、それも象徴的なタイミングで、それらが奇しくも自分の大学生活を振り返るに至る道程に導いたということ。

大学生になってから泣くことこそそこまでないけれど、感動することは増えた。それで、というよりそれも含めて、自己のアイデンティティ確立のために難しいものに手を出した。さらなる深い感動を求めて。悪くなかった。難しい哲学書、ニッチなアニメ、誰も知らない映画と音楽、電波なゲーム。それ相応の感動はたくさん得られたと思う。その一方でメジャーなものに敢えて手を出して、「これらも悪くない」と。表層ではそう表現していたけど、裏では浅く広くの体現のために人に評価されることを目論んでいた。だがこれを言うこと、あっけらかんに言うことってどうなんだろうか?そもそもそういう問題提起をしてジレンマを感じているのなら、それが純粋でないことが分かるだろう。でも純粋というものはない。だからこんなものは遅れている人間の発想。趣味趣向を手段として扱うのが嫌なのに、だからこそ手段として扱うことで脱手段化を図っているのに、それ自体が手段になっている。クリアな文を書くこと、明晰な思考を夢見ること。それが無理であることの自覚をすることの不可能性のへ気づき…への気づき……。言うことと言わざるべきことの明確な境界は元より侵犯可能性に満たされていて、仮にぶつ切りにしてもそこから解釈を生む。だからと言ってそこに何もないと断じたり、オルタナティヴを提示する必要性に駆られるだろうと断じることは些か早計であると。この循環を生じさせる構造と人間の相互作用的不可能性に基づく全体に抱く、不快感に鍵はあると。それをそれとして認めないことに何かある。そう思うと我々は言葉で考えている、こんなことは当たり前だが、言葉があって後に感情がある。だからこそ凄いとか楽しいとかそんなことは、そんなことを言うことは、書くことは、自分の心の中の領域(あと語彙)の虚しさと貧しさを露呈させるだけ。重要なのは痙攣的な美しさ、これはレトリカルなものでも何でもなくて、感動しすぎて言葉に詰まる、鳥肌が立つ、胸が熱くなる。こういうことが多々ある。でもそれが、そうなんだ、そこで侵犯をする。言語の上にイメージを塗る。具体的に言うと何?このブログそのものだよ。黙って噛み締めること、これがどんなに難しいか。感動を書いてしまうのだ。というか書いてしまった。感動でなくても感情を人に共有することは、重要だし、辛いこととなるとそれがなきゃ人との繋がり自体の存在理由を疑うことにすらなる。でも、これも当たり前の表現なんだけど、言葉にしてしまうと死んでしまうんだよ。人に悩みを相談するということは悩みを言語化して一緒に虐殺することに他ならない。いくら賢くなっても黙ること覚えなきゃいけないなって思う。頭でっかちの人間というのはそういう感受性がない。だから、このブログのタイトルみたいに「○○したら○○だった話」が増えてくる。それを共有することのリアクションなどを期待する。それは上手くいくだろう。でも他方一つの事件として相対化することで、自分の中の基準の相対性に飲み込まれてしまう。つまり一つのエピソードして消化されてしまう訳だ。アニメみたいなもので、最終話のための、その物語を人に教えるための、エピソードにしかならない。相対化させたらそれ自体を何かと関連させないといけなくなる。そしてその何か自体は相対化されている必要性がないのに、エピソードの洪水のなかでは相対化を余儀なくされる。絶対的なエピソードなどない。自分をイメージさせうるものなど持てない。現代人の存在の根拠のなさはこれに起因している部分もあるのではないか。黙ることが大事、でも黙ることは難しい。不意に熱いものを触って叫ぶのを我慢するのではなく、喋らなくてもいい場面で喋るのを我慢すること。「喋らなくてもいい」こんな場面に対して人間が出来るのは、誰かが喋るまで待つこと。でもネットには誰もいない。むしろネットがメインなんだから、メインの場所にいるべき人がいなければ、リアルでも人がいるとは気づかないだろう。だから止まらない、1人しかいないんだから。存在の根拠のなさの数あるうちの2つめがこれだ。でも…列挙するのはやめよう。何で?なんとなく。まず、黙らなきゃ。理由なんていくらでも思いつける。でも黙らなきゃ。喋らなくても良いんだから、喋るための理由も喋るべきでない理由もいくらでも思いつけるんだから。だからこんな長々と書いているブログは最悪だ。消しはしない、未来に残すべきである。

新大学生に勧める10冊 まず5冊

タイトルの思い上がりように眩暈がする。

さて、それは置いておきましょう。数日後に大学を卒業するということで、何かしら新入生にアドバイスが出来たらいいなと思ってこういう記事を書くに至りました。いや、そんなわけない。教授でもないくせに、読書好きでずっとやってきた訳でもないくせに、読書量なんて月並みなくせに、そしてそもそも高々4年先輩なだけで勧めるような立場かお前は、と。だからね、本当に勧めたくて言ってるわけじゃないです、こんなブログ誰も読みませんしね。取り敢えずキャッチーなタイトル付けて自分の読書体験をこういう形でまとめたいというそれだけの欲望の発露なんですよ。でもね、割と本来の目的にも沿っている気もするんですよ。何故って?「新大学生に勧める10冊」で検索してみれば分かりますよ。Twitterタグでもブラウザ検索でも分かりますね。はい、見ました?読めるわけないものばかり勧めやがって、これに尽きます。あのね、そりゃ読んでいた方がいいでしょうよ、プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神カラマーゾフの兄弟精神分析入門?読書に親しんでる人間ですら読めねぇよ。勉強しかしてこなかった高校生が急にそれらの本を読めるかってんだバカ野郎…。でもね…でもね…!ここまで強い口調で言ってアレなんですが読めますよ…読もうと思えば読めるんです。申し訳ないけれど読もうと思えば読める。だからね、俺は思ったよ。「勧める人間が悪い」ってね。大学教師や読書好きの社会人が勧めるような本って、素晴らしい本であることは確かなんだけど、な〜んか惹かれないよね。いや惹かれないんですよ。ただこの記事を書いてる人はですね、読書もそれほど好きではなかったし、新大学生に一番近くて大学生ではない存在になる人なんですよ。ちょっと親近感湧きませんか?そんな人が勧める本とガチガチの文学部出の社会人が勧める本の印象って全然違いませんか?違うよね。違うだろ。

だから、多少説得力を持って勧められるのかなと、多少興味を持って読んでくれるのかなと、一縷の希望を持って紹介していきたいと思います。

 

1.馬場ふみかファースト写真集「色っぽょ」

馬場ふみかファースト写真集「色っぽょ」 週プレ PHOTO BOOK

待って!ふざけてないから!いや、ふざけてないっていうのは嘘になるか。でもね、新大学生に勧める10冊といって真剣に考えるとまずこの本が出てくる。馬場ふみかめっちゃ可愛いじゃん。是非読んで欲しいよ。でもこれ啓蒙的な「読んで欲しい」じゃなくて、単純な「読んで欲しい」ではないだろうか…?……でも読んで欲しいんだからなんでも良いじゃん!あのね、本当に良いですよこの本は。

いやちゃんと説明しよう。写真集ってあなた買ったことあります?買ったことある方は別にこれ以降を読まなくてもいいけど…買ってみたら分かる。恥ずかしいのなんの、でも恥ずかしいって感情我々はなるべく封じ込んできてるわけですよ。快楽原則に従って。でもそれを敢えてやる、買う、見る、○○(これは個人の自由ですが)。そういう経験、30歳とかでやっても虚しいだけですよ。20代、敢えて恋愛もなんでも出来る時期にわざわざ恥ずかしさをお金で買って馬場ふみかの写真集を読む。別に馬場ふみかの写真集じゃなくても良いんですよ、要するに、今まで避けてきたようなこと、やりたいとかやりたくないとかそんな考えにすら及ばなかった行動を移してみること、それが大事なんです、それが馬場ふみかの写真集で出来るならいいじゃないですか。あのね、経験を軽視されている方、おられるかもしれません。でも新しいことを始めるってことは、新しいことを始めるという事実だけではなくて、その始めたという事実認識からも世界は変革していく訳です。何でもいいんです、読んだことない本を読もうや。

 

2.涼宮ハルヒの消失

涼宮ハルヒの消失 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫)

相場として京アニのアニメの完成度は高すぎるので、わざわざ原作を読まなくていいなんて思ってる人がいるかもしれません。ただこの本は素晴らしいですよ。またただの「読んで欲しい」だと思われちゃいそうなので新大学生向けの最もらしい解説をしましょう。この本は、あまり本を読まない人でも、こんなに素晴らしい物語があるんだと思えるであろう一番読みやすい本だと僕が思うからです。そうだな、クライマックスの主人公(キョン)の独白は一級品だと思う。SFチックな面を強調されがちではあるけど、内的世界の披歴、特に中高生の心理と、プロットの妙。何処を取っても素晴らしいと思うわけです。まさに読んで欲しい本。まぁラノベ、それも一番ぐらいに有名なラノベを読めないような新大学生なんていないでしょ。これを読めないぐらいなら、これ以降も読めないでしょうね。でも、読めないなんて事は有り得ませんよ。意味が取れないならまだしも、単に小説なんて文字追ってきゃ絶対読めますから。

 

3.まんが パレスチナ問題

まんが パレスチナ問題 (講談社現代新書)

この本は大学1年生から何回も読み返している本です。これは現実、世界が日本以外にもちゃんとあってそこで起きている事件を体感するためのものです。よく言われがちな「世界にはいろんな民族がいる」「いろんな貧しい人が居る」こんな文章から想起されるイメージなんてたかが知れてます。ちゃんと本を読みましょう。世界は繋がっていて、歴史はずっと続いているんだと。世界に目を向ける事、これは特に大事だって思います。自分と価値観が違う人が居るということ、戦争は昔起こった訳ではなくて今も起こり続けているということ。頭で、文字列で分かっていても、本当に分かる瞬間というのがある。ハッとさせられる。ジョジョ五部のキャラ、ペッシのセリフは本だけではなくいろんな分野で真理を突いている。「わかったよ、プロシュート兄ィ!!兄貴の覚悟が!『言葉』でなく『心』で理解できた!」 心で理解しないとね。でも…世界史専攻の人は退屈かも知れないね。

 

4.朽ちていった命

朽ちていった命:被曝治療83日間の記録 (新潮文庫)

この本、ページ数こそ少ないですが、中身が詰まりに詰まっている。被曝というものがどれだけ恐ろしいのか身に染みて分かる。本当に怖い。理学部に入る人は自分の見識の浅さを再自覚するのに格好かもしれない。自分もそうでしたから。人間というのは複雑で細胞は日々生まれ変わっている。でもある放射線を浴びて、細胞が生まれ変わりをやめたら?たったそれだけで人間という存在の維持が根底から覆されてしまったら?身体は複雑ではあるけれど、物質でしかない…意識があるうちにだんだんと体が崩れてゆく怖さ。目に見えない放射線をちょっとしたミスで浴びただけなのに。何度も言いますが、本当に恐ろしい。恐ろしいからこそ読む価値がある。誰しもがこうなりたくないし、こうさせないようにしていた、が、こうなってしまった。たった1人の命、でも、命。責任?全てが霞む。この本を読んで人間という存在の根源に向かう。

 

5.ファイト・クラブ

ファイト・クラブ〔新版〕 (ハヤカワ文庫NV)

ファイト・クラブは小説としても面白いけど、それより社会的な受容に対して一悶着あると思ってるんですよね。これを読んだ時は、あるいは見たときでも良いかな、映画は原作者も認めている出来なので是非どちらも見て欲しい、消失も同じですね。…まぁこれを読んだ時、「なんて世の中はどうしようもないんだ!」「資本主義はクソ!」なんて思わざるを得ないと思うんですよね、浅い感想でも結構!世の中は得体の知れない何かに操られているというある種の覚醒が起こる訳です、でもこれは宗教的でもスピリチュアル的な帰結でも何でもなくて、世の中の甘いお湯の中に浸かっていたという事実確認に近い気づき。でもこれは気づきの表層段階でしかなくて、「こんな世の中に投げ捨てられたけど、だから何?これからどうするの?」という問いに変わる。そして答えが分からずに終わる。というかこんな社会の真実を暴いた(新大学生目線)本が大ベストセラーになってるんだもん、それだけで心折れちゃうよ、というか俺は折れちゃったよ。その問いをね、繰り返しになるけれど心で分かってもらうための格好の材料がファイトクラブだと思う。バカにしてるわけじゃないよ、そう思わない人も沢山いるだろうしさ…あくまで自分の体験から話してるから行き違いは認めてください。
パレスチナ問題とも絡めて、世界がどうしようもないものだって気付くのはなるべく早い方がいいと、そういう意味でお勧めしたいなと思いました(偉そうだな…)。内容ほとんど言っちゃったけど、別にそんなことで損なわれる何かがある本じゃないですよ。たぶん。

あるいは…

5.闘争領域の拡大

闘争領域の拡大 (河出文庫)

これも個人的にはファイトクラブと被ってるところがあって、同じような説明になるかな。でもこっちの方がなんというか、うわってなる。具体的に言うなら、「これ書いてるの俺か?」ってなる。そこでささやかな共感と、ベストセラーであるという寂しさ、両方が襲ってくるわけですね。まぁファイトクラブと同じですが、こっちは隠にシフトしている感じ。みんな世界に辟易しててみんな嫌なんだよ、その事実がさらに嫌なんだよ。これがどうしようもなさなんだよ。って感じで…ちょっと説明しすぎたかな。まぁどうせ新大学生はこんなもの見ないだろうし、20〜30歳のよく分からないオタクの1人にでも刺さればいいか…なんてウソだよ!ウソウソ!たぶん文の構成が下手だし言いたいこと言っちゃうのが悪いんだわ。

 

おっと、あんまり続けると醜い自己反省がどんどん続いてしまうので一旦切りましょうか。まず5冊って書き足しておきました。残りの5冊ですが、たぶん書かないでしょうね…ハハハ…





 

 

ホロライブ入門を書こうとしたら 

まず自分の考えを述べたい。

分かる。Vtuberなんて。分かる。あんなものを好んで見てるなんて。分かる。これだからキモオタクは。それは分からないけど。

今まで自分は流行に対して冷めた目で、いや強調しておく必要がある。非常に冷めた目で見ていた。ワンピースだの(今なら鬼滅の刃か)乃木坂46だの髭男だのそしてVtuberだのにハマるやつは全員「流行に踊らされてるバカな人間、考えることを知らない」とまぁ口に出して言うわけがないが、当時の最大値としてはこんなことを思っていたと思う。

実際問題そういう人間はいる。つまり、何も考えずに流行を常に追いかけている人間は。ただ…そいつらってバカなのか?何も考えないバカなのか?違うね。流行にハマるハマらないで他人の頭の不出来を決められるほど人間は単純じゃない。いや…こんな議論は的外れだ。だって他人をバカと呼ぶ人間はいつだって鬱憤を晴らしたいだけ、バカと思っているかは本質的ではなくて、感情の興奮を「バカ」という言葉にしか還元出来ないだけなのだ。だから人を罵倒する時、それもバカとかアホとか頭おかしいみたいな曖昧でかつまぁまぁの熱量がある罵倒をする時には、流行に乗る人間が単純じゃない云々とかそんな問題から考察されるべきではなくて、罵倒する側の沸点の低さ、根拠の乏しさ、語彙のなさを考えるべきなのだ。

鬼滅の刃が人気なことに対して本気で青筋立てて怒る人なんていない。いや、ネットにはいるけれどごく少数だ。それも口調で判断するしかない。(リアルでキレてる人なんて滅多にお目にかかれない、でしょう?)

流行に軋轢があるなら、反発があるなら、それはもっぱら反発者だけに原因がある。当たり前?いや当たり前ではない。鬼滅の刃を楽しむ人間の行動様式や人格や全て、それは流行を妨げるものには全くならない。一番最初に述べたように、流行に乗っている人間を「考える頭のないバカ」と呼ぶのは反発者だけの世界の出来事であり、考える頭がないからという理由で攻めてる構図を想像するとなんと空虚か。考える頭がないという想像上の反発者の言論を引っ張ってきたが、これは攻めている理由に流行者の特徴を持ってきているもの全て正当性がないのは明らかでしょう。これは語彙のなさに起因している。ただ語彙があったらしっかり批判できるかというとそれは違う。逆は成り立たない。単純に語彙が少ないから攻めているだけで、想像力がないのだ。もちろんメディアの偏向報道は多少寄与するがそれは外部からの影響だ。

考える頭がないからという自分も経験したありきたりの罵倒についてもう一言言いたいが、今の日本人自体考える頭を持ってない。もちろん自分もだが、むやみやたらに男女平等!大卒以外は価値がない!30歳になっても自分には夢があるまだこれからだ!本当に思っていなくてもそういう構造で社会が成り立ってることを認めなくちゃいけない。現実から目を背けて社会構造に身を委ねることにおいて日本人の右に立つものはいない。流行に反発する人間も流行なんだとしたら、全員めでたく思考停止。辻褄が合います。

ただ、今までに述べたように流行への反発が反発者にあると突き止めて、さらにその原因を突き止めたところで得るものが何もないと分かったはずだ。言ってしまうと反発者は仮に完成された正論ぶつけても反発し続けるだろうし、それを上から考察するのも相当居心地が悪い。

 

これからは流行に反発する理由が空虚だと分かったところで、反発も迎合もしない人間がどうするのかを考えたい。

しかしそもそもやっぱり流行に対するルサンチマンを持たずにいることなんて難しいんですよ。メディアに触れていたら否が応でも流行に触れずにはいられないし、それについて考えてしまうでしょう。個人的なルサンチマンは乗り越えられるぐらい自分と向き合える余裕があるけれど、流行なんて曖昧で全国規模のルサンチマンなら多少加担してもいいと思ってしまう、それを乗り越えるモチベーションも湧くわけがない。

だから流行なんてものは大津波と同じで四方八方どこに逃げても飲み込まれるものだと思わなくてはならない。反発者としても流行に取り込まれてしまうのだから。

だから静観を決め込むのが一番?いや個人的には静観姿勢は一番嫌いだ。第一そんな人間は生きていて楽しくないでしょう。偏見ですかね。みんなでワイワイ同じ話題で盛り上がりたいのは隠の物でも陽の物でもみんなが抱く欲求でしょう。違いますか?1人になりたい?そんなものは骨の髄から甘やかされた人間の一時の気の迷いだね。孤独がいつか勝利すると確信する人間ほど中身の無い人間はいない。だからと言って無理矢理流行に乗るなんてことは愚行という他ありませんが。ワイワイ希求は静観姿勢へのアンチテーゼというだけです。

でも流行に対する反発は捨てられない。

ならまず流行に乗ってみて、それでも冷めた目と冷笑の姿勢を崩さずにいる。ずっとバカにしておけば気が楽だ。そこで万が一にもハマれば「昔の自分はバカだった」なんて言葉で終止符を打てる。ハマれなかったら「そもそもこんなもの好きなやつおかしいと思ってたけどな」と負け惜しみを言える(実際には言わずに黙っておくのがコツ)。それは普通の構造?違う!

最初から後者の意見を持っている人間と冷笑姿勢で流行に乗った人間の間には大きな差がある。最初から「冷笑姿勢の意見」を持っている人間は冷笑姿勢をアイデンティティにしているだけ、所謂逆張りのカスだ。そういう人間は身の回りのあらゆる可能性を自分で潰している。

そして逆に冷笑姿勢もなしに、或いは知的好奇心も無しに何でも流行に飛びつく人間(友達がみんな好きだから、知っていないと恥ずかしいからという理由で)こういう人間は往々にしてアホ丸出しであることが多い。こんなことは言う必要もないか。イソジンに飛びつく人間が出てくるわけだ。直接的に人に害を与えている訳ではないが、社会的には毒であるし、搾取対象そのものである。そんな生き方をしている方が恥ずかしいだろ。

流行に機微を持てというのはそういうことだ。流行が人間と深く結びついていることを認めること、単に流行に乗るだけなら猿でもできる。だから流行という言葉が一種の若者性、無鉄砲で捉え所のない陽のイメージを抱かせる。

流行を軽視するな・・・言いたいのはそれだけだ・・・

 

で…流行のVtuberについて話そうと思うのだが…今回はここまでにします、あまりに自己主張しすぎた。

 

ホロライブ入門という言葉に騙されて最後まで読んでくれた人、これから記事が続くと思ってここまで読んでしまった人、ごめんなさい。ごめんなさいと言いつつ今からでもタイトルを書き換えられるんですけどね、しませんが。

読んでくれてありがとうございました。

次はホロライブのライバーを一人一人軽く紹介したいです。

 

この記事に不快感を示してくれる人が1人でもいてくれれば書いた価値もあるものです。

CDレビュー その20

The DoorsThe Doors

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暗いけれど陰鬱と言うわけではなくて、自虐的なものでもなくて…端的に言うならサイケデリックかな。60年代70年代の雰囲気ってこんな感じなんでしょうね。浮遊感があるとも言い難くて、大凡キャッチーではあるけどキャッチーさが売りとは断じて思わないし…

何度も聴いているアルバムなのにいざ語ろうとすると名状する言葉が出てこない。

だから…これはドラッグと一緒ですね。このアルバムには聴いた人間にしか分からないものを持ってます。

取り敢えずThe Doorsを知らない方はLight My Fireでも聴いてみて下さい。紹介しようと思うほど手に余る要素がどんどん出てくる。

 

Cynic / Traced In Air

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1stは合わなかったんですが、この2ndは恐ろしく合う。所謂プログレッシヴデスメタルですが、テクニカルでありつつそれに終始せず飽きさせない上に、キャッチーかつバンド特有の宇宙的な感性を織り混ぜている。しかしながら程良い難解さは残されている。メジャーな層にも膾炙されて然るべき大名盤。

エフェクターをかけたヴォーカル裏でデス声が疾走してるの気持ち良すぎでしょ。

仮にこれがプログレッシヴデスメタルの走りなら完成度高すぎませんかね。

メタラーとか関係なく絶対買うべき。絶対。

 

 

 

皆様のおかげでCDレビューも20回を超えました。もっと細かく書けだの内容が薄いだの声を多く頂いておりませんが、そういう批判が来るであろうようなものを書いている自覚はあります。でもまぁこういうライトなのもいくね?ダメかな。

個人的に狙ってる層は色々な音楽に興味があるオタクの人達です。なので…好きなものを押し付けるというより、気になっていたアルバムを聴くきっかけになれば良いかなと、つまるところ背中を押す存在になれればなと思ってます。

例えば今回なら「ドアーズって何だ?」という層ではなく、「ドアーズまだ手つけてないな」「ドアーズはファーストを昔に聴いたけどあんまり印象になかったな」みたいな層を興奮させられたらなと。

 

いや…こんなこと言ってたらいつまでもアクセス数伸びないか…( ◠‿◠ )

 

少し方式を変えたり映画や本についても書けたら良いなと思いますが、根本的に前述のような心持ちでこれからも書いていこうと思います。よろしくお願いします。

CDレビュー その19

最近音楽をまた本格的に聴き出したのでレビューしようかなと思いました。一年ぶりかな。

ブログはもう一つあるけどそっちはレビューメインじゃないからこっちに帰ってきたと言う感じ。(誰も待ってないけど)

 

今までのCDレビューを見返すとまぁ良いなと思うのもあるし誤字だの酷い記事もありますが音楽に対する姿勢は真っ直ぐでなんか…いいですね。消さなくて良かった。前は気に入らないと思ったものはすぐ消していたのに。この一年間で恥ずかしい記事も残せるぐらいには成長したってことなのかな、こんな話どうでもいい?

じゃあやっていきます。

 

 

Rainbow / Down To Earth

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ハードロックは昔から嫌いだし今も嫌いなんですが、Rainbowは別。当たり前ですが演奏が上手すぎる。メンバーの豪華さはAsiaもびっくり。特にグラハムボネットは全ボーカリストの中で一番好き。

というか言ってしまうとグラハムボネット目的でこれを買ったんですよね。彼のボーカルはYouTubeでライブを見ても分かりますが、死ぬほど男臭い。しかも1980年以前のハードロックアーティストとしては珍しく短髪だし、サングラスかけるし(たまにスーツ着る)ゴリかっけぇ要素しかない。彼のRainbow参加作品はこれだけですけど、このアルバム経由で他のアルバムにもハマれたので良かった。

捨て曲ありませんが、All Night Long、Since You Been Goneが特に好き。

このアルバムからRainbowに入るかどうかは多少賛否ありますが、YouTubeでAll Night Longを見てピンと来たらここから入りましょう。

 

椎名林檎 / 無罪モラトリアム

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まぁ今更語ることもないアルバム。聴いてない人は絶対聴きましょう。

椎名林檎が21歳の時に出したアルバムです。いや…まぁルサンチマンは出てきますけどね…

でも完成度が高過ぎてそんな妬み嫉みは消えてしまいます。

全部100点の曲です。一度聴いたらどの曲のタイトルか分かるぐらいになってもおかしくないほどキャッチー。冗長じゃない。全く飽きない。カラオケで歌って喉壊したくなる曲のオンパレード。

個人的な話なんですが、センター試験の日にこのアルバムを聴いて会場に向かったら、案の定英語のテスト中急に「幸福論」が頭の中でヘビーローテーションし始めて本当に焦りました。

 

KORN / Follow The Leader

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KORNはあまり意識して聴いてこなかったんですが、割と良い。ただ、聴くにしてもブラックメタルと同じで鬱屈した精神状態の時に聴くのが良い。ウキウキした気分には全く合わない。

それにしてもKORNって中古で安く売られすぎでしょ。あまりに安いと舐められますよ。なんとなく内容まで良くないみたいなバイアスかかっちゃいますし… 少なくとも自分はある程度かかりますね。

 

 

CDだけじゃなくて本や映画のレビューもしたいですね。

CDレビュー その18

Wishes Hidden in The Foreground Noise     Foreground Eclipse

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東方スクリーモバンドForegroundEclipseの1stですが、面白みのない言い方をするなら「100点ですありがとうございます」ですかね。まぁスクリーモというかメタル、いや少し激しめの音楽が好きな人なら誰でも気にいると思いますよ。

同人なんて括りに入るのが辛い、万人に聞いて欲しいよ。めらみぽっぷは歌うま過ぎるしバックで流れてるメタル東方メロディもスクリーモも完璧なんだよな。

CDは高騰してますけど2000~3500円あれば買えますしネットでも出回ってるので是非

 

 

 

ラジオCD ラブライブ!μ's広報部~にこりんぱな~ Vol.1

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言いたいこと分かります、けど敢えて触れません。

ラジオCDというとやっぱりアニメキャラ以前の声優本来の技量がモロに出てくるんですよね、その点を考えてもラブライブって凄いなと

思います。声優とアニメキャラのバランスがとても良い。片方に重きを置いたオタク受けを狙ってないのが良い。

感想なんですが、終始りっぴーとシカコとそらまるの掛け合いが面白すぎる。電車の中でずっとニヤニヤしてました。多分自分の思ってる数倍はキモかったと思う。

声優ラジオにありがちな寒い掛け合いがない。

もちろん全部揃えるつもりです。

 

 

 

 

近々Ever17のレビューを書いてみたいと思っています。まだ終わってませんが。

あと最近、またメタルが再熱し出している。もう金使いたくね〜…